香港国際警察 NEW POLICE STORY

香港を震撼させる最も冷酷な事件発生 ★★★★☆
[04/中・香]1h 3月5日より有楽町スバル座ほか全国東宝洋画系にてロードショー

[製作]ウィーリー・チャン ソロン・ソー バービー・タン ベニー・チャン
[監督]ベニー・チャン
[脚本]アラン・ユン
[出演]ジャッキー・チェン ニコラス・ツェー チャーリー・ヤン シャーリーン・チョイ ダニエル・ウー
[配給]東宝東和
[宣伝]リベロ

[警察故事:香港公開2004年9月24日]
ハリウッドへ行ったジャッキーだが、何年かに1度はアジアのファンへ香港映画でないと出来ない作品を製作すると公言した作品。共演はジャッキーのプロダクションに所属する「ジェネックス・コップ」「ドリフト」のニコラス・ツェー、「ツインズ・エフェクト」のシャーリーン・チョイ、「華の愛 遊園驚夢」のダニエル・ウー。「ポリス・ストーリー 3」の時に、引退していたミッシェル・ヨーを復帰させたが、今回は「天使の涙」「ダウンタウン・シャドー」のチャーリー・ヤンを復帰させた。監督は「WHO AM I?」「ジェネックス・コップ1&2」のベニー・チャン。

アジア銀行を襲った集団は、犯行後大胆にも意図的に警察を呼び、駆けつけたパトカーや警察官たちを撃ちまくる。半ばゲーム感覚で犯行をくわだてる犯罪集団。香港警察は集団のアジトを特定。チャン警部は「3時間で事件を解決してみせる」と豪語し、特殊部隊を引き連れて乗り込んだ。しかし、そこに待ち受けていたのは、香港警察を陥れる残忍な罠でしかなかった…。今、香港の存亡を賭ける決死の総力戦が始まる!!

今まで様々な敵と戦ってきたジャッキーだが、今回の敵はゲーム感覚で犯行を企てる現代の若者たち。そしてジャッキーを助けに登場する二コラスは、香港だというのに長いロングコート。あれ、もしかしたらこれって「踊る大捜査線 THEMOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!」? と言う事はジャッキーの役は室井慎次なのか? それよりも驚いたのが、又もや登場する2階建てバスの豪快なチェイス。香港でのカーチェイスは、撮影がかなり難しいと聞いているが、さすがはジャッキーです。

オフィシャルサイト:http://www.hongkong-police.com/

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カテゴリー: 映画レビュー

2005年3月7日 by p-movie.com

ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~

伝説のショーの幕が上がる ★★★★☆
[04/米]2h01 2月26日よりシネスイッチ銀座ほか全国拡大ロードショー

[製作]アンディ・パターソン ケヴィン・スペイシー
[監督]ケヴィン・スペイシー
[脚本]ルイス・コリック ケヴィン・スペイシー
[出演]ケヴィン・スペイシー ケイト・ボスワース ジョン・グッドマン ボブ・ホスキンズ
[配給]ギャガ・コミュニケーションズ Gシネマグループ

[Beyond the Sea:全米公開2004年12月10日]
「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」「アメリカン・ビューティー」のケヴィン・スペイシーが、自ら製作・脚本・監督・主演を兼任して、50年代から60年代にかけて活躍した天才エンターテイナー、ボビー・ダーリンの生涯を映画化したミュージカル・ドラマ。サンドラ・ディーには、「ブルークラッシュ」のケイト・ボスワース。ほか共演は「ジュエルに気をつけろ!」のジョン・グッドマン、「マスク2」のボブ・ホスキンズ。

リウマチ熱のために心臓を傷めて、15歳まで生きられないと診断された7歳の少年ボビー。ブロンクスの貧しい家庭でボビーは、母ポリー、年の離れた姉ニーナ、その夫チャーリーに囲まれた暖かい愛情のもと育つ。そんなある日、彼は若い頃に歌手だったポリーの薦めで、音楽との運命的な出会いをとげる。彼は様々なジャンルの音楽をまたたくまに吸収、その驚くべき才能を開花させていく。

あの「セブン」「ユージュアル・サスペクツ」のケヴィン・スペイシーが、唄って踊る姿に唖然呆然。「アルビノ・アリゲーター」で監督業もしていたが、本当に作りたかったのはこちらだというのがよく分かる。でもこの役を演じるには、ちょっと年をとり過ぎてたかも。ケヴィン・スペイシーとケイト・ボスワースは、次回作でも共演。作品は「スーパーマン」で、ケヴィンはレックス・ルーサー、ケイトはロイス・レーン役。

オフィシャルサイト:http://www.gaga.ne.jp/beyondthesea/

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カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2005年2月28日 by p-movie.com

CHARON

笑ってたんだぜ…たまらなかったよ。 ★★★★☆
[04/日]1h29 2月19日よりテアトル池袋にてレイトショー

[製作]高橋 玄 川本淳市
[監督]高橋 玄
[脚本]高橋 玄
[出演]川本淳市 水上竜士 森崎めぐみ
[配給]ゴールデン・ネットワーク
[宣伝]グランカフェ・ピクチャーズ

脚本の完成度の高さから企画段階で、香港のゴールデン・ネットワーク(「マッハ!」「メイド・イン・ホンコン」)が世界配給を決定し、国際市場に進出している日本初国際配給作品。出演は数々のOVで主役を張る川本淳市、「シンレッド・ライン」の水上竜士、「人間交差点」の森崎めぐみ。監督は「嵐の季節」「突破者太陽傳」「銀の男」の高橋 玄。

作家・勝木大は、結婚相談所で「一切の性生活の不在」「私生活に干渉しないこと」「私を養わないこと」という奇妙な条件を提示した太田秀子と結婚した。だが、作家の妻となった秀子は、書店の店員・川杉由都、そしてギャングの示現道男と暮らす娼婦・カロンという3つの顔を持つ多重生活者。ある日、客に殺されかけたカロンは、自己防衛で傷害事件を起こす。カロンと道男の関係が変わり始めたその頃、夫である勝木は、妻が娼婦・カロンであると知り、客としてカロンをホテルの部屋に呼んだ。その翌日、カロンは町から姿を消した。夫と恋人にそれぞれ最後の食事をテーブルに残して。元夫である勝木と、元恋人の道男は、それぞれ別の道からカロンの足取りを追う中で出会い、共にカロンを探す旅に出る。そして、作家とギャング、ふたりの男が辿り着いた旅の先に見たものは、彼女がカロンと名乗り続けた悲しい謎の解答だった。

製作費2000万円、撮影期間11日ながら35ミリ撮影されたインディーズ映画。それはまるで、大人の御伽話。なんともラストが、すがすがしく満足度バッチリ。上映時間が短いので、その後に飲みにも行ける。ちなみに「カロン」とは冥王星のこと。

オフィシャルサイト:http://www.movie-charon.com/

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カテゴリー: 日本 | 映画レビュー

2005年2月21日 by p-movie.com

ボーン・スプレマシー

愛の終わりは、戦いの始まり。 ★★★☆☆
[04/米]1h48 2月11日より日劇1ほか全国東宝洋画系にてロードショー

[製作]フランク・マーシャル パトリック・クロウリー/ポール・L・サンドバーグ
[原作]ロバート・ラドラム(角川文庫刊)
[監督]ポール・グリーングラス
[脚色]トニー・ギルロイ
[出演]マット・デイモン フランカ・ポテンテ ブライアン・コックス ジュリア・スタイルズ カール・アーバン ジョアン・アレン
[配給]UIP
[宣伝]キャシディ

[THE BOURNE SUPREMACY:全米公開2004年7月23日]
1作目のアイデンティティーの取り直しで、「マイノリティ・レポート」の出演を逃したマット・デイモン主演、ロバート・ラドラム原作ジェイソン・ボーン3部作の2作目「殺戮のオデッセイ」の映画化。共演は「ラン・ローラ・ラン」のフランカ・ポテンテ、「トロイ」のブライアン・コックス、「モナリザ・スマイル」のジュリア・スタイルズ、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのカール・アーバン、「きみに読む物語」のジョアン・アレン。監督は、「ヴァージン・フライト」のポール・グリーングラス。

記憶を喪失したCIAのトップ・エージェント、ジェイソン・ボーン。連絡を断ったことから CIAに命を狙われる身となった彼は、体で覚えいていた戦闘術と抜群の知力を駆使して追っ手をかわし、自分の正体を突き止めていった。あれから2年―。ボーンは過去を捨て、行動をともにする中で愛を育んだマリーとインドのゴアでひっそりと暮らしていた。しかし、突然現れた殺し屋に襲われ、彼女は、命を奪われてしまう。からくも窮地を脱したボーンは、全ての真実を知るため、ただ一人立ち上がるのだった。

今回の第2弾は、恋人を殺され無実の罪を押し付けられたジェイソンの復讐劇。同じプロの暗殺者を追いかけながら、調査に当たるCIAからも追われる筋書き。見所は前作と同じく、格闘シーンと豪快なカーチェイス。世界19カ国で初登場1位を記録しているが、日本では果たしてどうだろうか?ちなみにクランクアップ後の訳が分からないうちにデイモンは「オーシャンズ12」の撮影に突入し、訳が分からないうちに終わっていたと会見で語っていた。

オフィシャルサイト:http://www.bourne-s.jp/

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カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2005年2月14日 by p-movie.com

きみに読む物語

きみが思い出すまで、ぼくは読む ★★★☆☆
[04/米]2h03 2月5日より丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー

[製作]マーク・ジョンソン/リン・ハリス/アブラム・ブッチ・カプラン
[原作]ニコラス・スパークス(アーティストハウス刊)
[監督]ニック・カサヴェテス
[脚本]ジェレミー・レヴェン ジャン・サルディ
[出演]ライアン・ゴズリング レイチェル・マクアダムス ジーナ・ローランズ ジェームズ・ガーナー
[配給]ギャガ・ヒューマックス
[宣伝]スキップ

[THE NOTEBOOK:全米公開2004年6月25日]
「メッセージ・イン・ア・ボトル」「ウォーク・トゥ・リメンバー」が映画化されているニコラス・スパークスの1年以上ランクインしたヒット小説を「ジョンQ -最後の決断-」のニック・カサヴェテスが映画化。出演は、「完全犯罪クラブ」のライアン・ゴズリング、「ホット・チック」のレイチェル・マクアダムス、「テイキング・ライヴス」のジーナ・ローランズ、「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」のジェームズ・ガーナー。

とある療養施設にひとり暮らす初老の女性。しかし、彼女は情熱に生きた過去の想い出をすべて失ってしまっている。そんな彼女のもとに、定期的に通う初老の男性がいる。デュークと名乗るその男は、彼女の気分が比較的よさそうな時を見計らい、物語を読み聞かせてやっているのだ。古き良き時代の、アメリカ南部の小さな町の、きらめくような夏の恋の物語を-。だが、その物語というのは…。

この作品は予想外の5週連続ベストテン入りしたスマッシュ作品。日本でセカチュウー現象が起こっていた頃、全米では『NOTE BOOK』現象と日米で純愛ブームが起こっていたのだ。構成はラブストーリーには珍しい泣けるオチ。「ネバーランド」の次は、この作品で泣こう。

オフィシャルサイト:http://www.kimiyomu.jp/

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カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2005年2月7日 by p-movie.com