THE 有頂天ホテル

究極のノンストップエンターテインメント ★★★★☆
[05/日]2h16 1月14日より東宝洋画系にて全国公開

[製作]亀山千広、島谷能成
[監督]三谷幸喜
[脚本]三谷幸喜
[出演]役所広司、松たか子、佐藤浩市、香取慎吾、篠原涼子、オダギリジョー、
    麻生久美子、YOU、戸田恵子、生瀬勝久、角野卓造、寺島進、唐沢寿明、
    津川雅彦、伊東四朗、西田敏行
[配給]東宝株式会社
[宣伝]東宝(株)宣伝部

「ラジオの時間」「みんなのいえ」に続く、三谷幸喜の監督三作目。タイトルは、1936年のミュージカル「有頂天時代」&1932年の「グランド・ホテル」を組み合わせたもの。あまりにもキャストが多いので、紹介はカット。

舞台は都内の高級ホテルの大晦日。ホテルで働く沢山の従業員達。総支配人、副支配人、アシスタント・マネージャー、客室係、ベルボーイ、表には見えない隠れたセクションで働く人々。パーティーのショーに出演するためにやって来る芸人達。そして様々な「訳あり」の宿泊客たち。汚職議員、大物演歌歌手、コールガール、愛人に会いに来た会社社長、訳ありなフライトアテンダント、副支配人の別れた妻。その夜、彼らに降りかかった信じられないような災難と奇跡。迷路のようなホテルの中で、それぞれの物語が同時進行で進んでいきます。そして物語は、クライマックスのカウントダウンパーティーへ。

ヨーロピアンクラッシックな佇まいのホテルを舞台に、大晦日から新年を迎えるまでをほぼリアルタイムで描く、ノンストップエンターテイメントムービー。「ターミナル」の飛行場のように、スタジオにホテルのセットを全て組み、短くても長いシーンでも1シーン1カットで撮影している。でも一番凄いのは、大河ドラマが撮れそうな程の豪華なキャスト陣。演劇・映画・ドラマで、三谷作品に関わった人達を含めて最高の出演者が集まった(中には、変なズラや特殊メイクで登場)。なんで、正月映画にしなかったの?

オフィシャルサイト:http://www.uchoten.com/


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2006年1月16日 by p-movie.com