CHARON

笑ってたんだぜ…たまらなかったよ。 ★★★★☆
[04/日]1h29 2月19日よりテアトル池袋にてレイトショー

[製作]高橋 玄 川本淳市
[監督]高橋 玄
[脚本]高橋 玄
[出演]川本淳市 水上竜士 森崎めぐみ
[配給]ゴールデン・ネットワーク
[宣伝]グランカフェ・ピクチャーズ

脚本の完成度の高さから企画段階で、香港のゴールデン・ネットワーク(「マッハ!」「メイド・イン・ホンコン」)が世界配給を決定し、国際市場に進出している日本初国際配給作品。出演は数々のOVで主役を張る川本淳市、「シンレッド・ライン」の水上竜士、「人間交差点」の森崎めぐみ。監督は「嵐の季節」「突破者太陽傳」「銀の男」の高橋 玄。

作家・勝木大は、結婚相談所で「一切の性生活の不在」「私生活に干渉しないこと」「私を養わないこと」という奇妙な条件を提示した太田秀子と結婚した。だが、作家の妻となった秀子は、書店の店員・川杉由都、そしてギャングの示現道男と暮らす娼婦・カロンという3つの顔を持つ多重生活者。ある日、客に殺されかけたカロンは、自己防衛で傷害事件を起こす。カロンと道男の関係が変わり始めたその頃、夫である勝木は、妻が娼婦・カロンであると知り、客としてカロンをホテルの部屋に呼んだ。その翌日、カロンは町から姿を消した。夫と恋人にそれぞれ最後の食事をテーブルに残して。元夫である勝木と、元恋人の道男は、それぞれ別の道からカロンの足取りを追う中で出会い、共にカロンを探す旅に出る。そして、作家とギャング、ふたりの男が辿り着いた旅の先に見たものは、彼女がカロンと名乗り続けた悲しい謎の解答だった。

製作費2000万円、撮影期間11日ながら35ミリ撮影されたインディーズ映画。それはまるで、大人の御伽話。なんともラストが、すがすがしく満足度バッチリ。上映時間が短いので、その後に飲みにも行ける。ちなみに「カロン」とは冥王星のこと。

オフィシャルサイト:http://www.movie-charon.com/


カテゴリー: 日本 | 映画レビュー

2005年2月21日 by p-movie.com