ブレイド3

これが最後の戦い。 ★★★☆☆
[04/米]1h54 5月7日よりスバル座ほか全国東宝洋画系にてロードショー

[製作]ピーター・フランクフルト ウェズリー・スナイプス デヴィッド・S・ゴイヤー
[監督]デヴィッド・S・ゴイヤー
[脚本]デヴィッド・S・ゴイヤー
[出演]ウェズリー・スナイプス クリス・クリストファーソン ジェシカ・ビール ライアン・レイノルズ パーカー・ポージー ドミニク・パーセル トリプルH ナターシャ・リオン ジョン・マイケル・ヒギンズ ジェームズ・レマー
[配給]日本ヘラルド映画

[BLADE:TRINITY]
アメコミの映画化第3弾で、シリーズ完結篇。出演は製作も兼ねるウェズリー・スナイプス、同シリーズ皆勤賞のクリス・クリストファーソン、「テキサス・チェーンソー」のジェシカ・ビール、「ふたりの男とひとりの女」のライアン・レイノルズ、「みんなのうた」のパーカー・ポージー、「M:I-2」のドミニク・パーセル、レスラーのトリプルH、「最“新”絶叫計画」のナターシャ・リオン、「G.I.ジェーン」のジョン・マイケル・ヒギンズ、「ワイルド・スピードX2」のジェームズ・レマー。監督はシリーズ全ての脚本を手掛け、本作で遂にデビューしたデヴィッド・S・ゴイヤー。

ヴァンパイアハンターのブレイドが罠に嵌められ、ヴァンパイアの奴隷と化した人間を殺してしまう。ヴァンパイアたちによって殺害の一部始終を録画され、一夜にして連続殺人鬼としてFBIに追われる身となってしまうブレイド。遂に隠れ家を突き止めたFBIは特殊部隊を使ってブレイドの逮捕劇を展開。自らの命と引き換えにブレイドを救おうとした相棒のウィスラーの意も叶わず、逮捕されてしまう。ブレイドを救ったのは、ウィスラーの娘のアビゲイルと、かつて自分をヴァンパイアにされ復讐心を燃やすハンニバル・キングだった。ヴァンパイアたちは、シリア砂漠のピラミッドからヴァンパイアの始祖ドレイクを甦らせ、最終決戦を挑んできた。

全米でもそんなにヒットしなかったし、シリーズの脚本家のデビュー作ということで惰性で製作したのかと思い期待していなかったのだが、これがなかなか面白かった。これなら、無理に完結させなくてもと思ってしまう。なんか続きそうな終り方だったし。でもこういう作品は、ドラマ化になったり、キャストを代えて新たなシリーズを迎える可能性あり。ヒロインのジェシカ・ビールは、ロブ・コーエン監督アクション超大作「ステルス」やキャメロン・クロウ監督&オーランド・ブルーム主演「エリザベスタウン」が控えていて、今後要チェック。

オフィシャルサイト:http://www.blade3.jp/

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カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2005年5月9日 by p-movie.com

ベルリン、僕らの革命

彼らの今は、あなたが純粋だったあの頃 ★★★☆☆
[04/独・オーストリア]2h06 4月29日よりBunkamura ル・シネマにて全国順次ロードショー

[製作]ハンス・ワインガルトナー アントニン・スヴォボダ
[監督]ハンス・ワインガルトナー
[脚本]カタリーナ・ハント ハンス・ワインガルトナー
[出演]ダニエル・ブリュール ジュリア・ジェンチ スタイプ・エルツェッグ ブルクハルト・クラウスナー
[配給]コムストック キネティック
[宣伝]キネティック

[Die Fetten Jahre sind Vorbei THE EDUKATORS]
2004年カンヌ国際映画祭コンペティション部門ほか、数々の映画祭で上映され、海外でも公開されている爽やかな青春映画。出演は「グッバイ、レーニン」のダニエル・ブリュール&ブルクハルト・クラウスナー、6月のドイツ映画祭2005で「ゾフィー・ショル 最期の日々」(2006年公開予定)が上映されるスタイプ・エルツェッグ。監督は、長編2作目となるハンス・ワインガルトナー。

正義感が強く理想主義者のヤンと親友のピーター。一緒に暮らす2人には、ある秘密があった。それは彼らこそ、巷で噂の「エデュケーターズ」だということだ。2人は金持ちの邸宅に侵入すると家具を動かし、「ぜいたくは終わりだ」などと書いたメモを残して立ち去るという犯行を繰り返していた。それは、金持ちが優遇される現代社会に対する、彼らの小さなレジスタンス運動だ。ピーターが旅に出ていたある日、ヤンはピーターの恋人・ユールの引越しを手伝うことに。そこで、ユールが金持ちの高級車の賠償支払いに苦しんでいることを知ったヤン。そして後日、ヤンとユールは彼女の賠償相手の邸宅に侵入することにするが・・・。

この後、賠償相手と鉢合わせしてしまい2人は、ピーターを呼んで賠償相手を連れて、親戚の山小屋に逃げる。ここから物語は、奇妙な4人の共同生活を描いていく。じつは、ピーターの留守中に2人はデキてしまうのだが、なんとピーターはその事を誘拐した賠償相手に教えてもらうというトロさ。これが上映時間を長くしているのかも。この作品は、デジタル・ビデオ撮影で80時間も撮ったそう。連続ドラマにでも、したかったのだろうか?

オフィシャルサイト:http://www.bokuranokakumei.com/

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カテゴリー: ヨーロッパ | 映画レビュー

2005年5月2日 by p-movie.com

甘い人生

愛を知らない男の、命を賭けた選択 ★★★☆☆
[05/韓]2h00 4月23日より新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー

[製作]オ・ジョンワン イ・ユジン
[監督]キム・ジウン
[脚本]キム・ジウン
[出演]イ・ビョンホン キム・ヨンチョル シン・ミナ ファン・ジョンミン キム・ヘゴン
[配給]日本ヘラルド映画
[宣伝]日本ヘラルド映画

A Bittersweet Life:韓国公開2005年4月1日
かつてない究極の愛を描いたイ・ビョンホン主演のアクション・ノワール。共演は「火山高」のシン・ミナ、「浮気な家族」のファン・ジョンミン、「誰でも秘密がある」のキム・ヘゴン。監督は、「クワイエット・ファミリー」「反則王」「箪笥」のキム・ジウン。

ソウルを一望できるホテルの総マネジャーであるソヌは、冷酷なほどに頭の切れる男。ボスであるカン氏は、裏社会を牛耳る冷酷無比な男で、ソヌはカンから絶大な信頼を得ていた。カンには若き愛人ヒスがいて、旅行中にソヌへ監視役を命じる。そこでヒスに別の男がいるのを知るソヌだったが、ボスの忠誠心とは裏腹に自ら理解できぬ感情に突き動かされたソヌは、見逃してしまう。しかし、この決断が彼の人生の歯車を狂わせた。

信頼とプライドを傷つけられた男の復讐物語。妥協を知らない韓国映画らしく、かなり過激。女性は、覚悟してみた方がいいでしょう。60年代に日活、80年代に香港で製作されたノワール作品が、ここにきて韓国で復活するとは。

オフィシャルサイト:http://www.herald.co.jp/official/amaijinsei/

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カテゴリー: アジア | 映画レビュー

2005年4月25日 by p-movie.com

コンスタンティン

目的はただ1つ、地獄行きから逃れること ★★★☆☆
[05/米]2h01 4月16日より丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー

[製作]ローレン・シュラー・ドナー ベンジャミン・メルニカー マイケル・E・ウスラン アーウィン・ストフ ロレンツォ・ディボネベンチュラ アキバ・ゴールズマン
[監督]フランシス・ローレンス
[脚本]ケビン・ブロドビン フランク・カペロ
[出演]キアヌ・リーヴス レイチェル・ワイズ シア・ラブーフ プルイット・テイラー・ビンス ティルダ・スウィントン ジャイモン・フンスー ピーター・ストーメア
[配給]ワーナー・ブラザース映画
[宣伝]レオ・エンタープライズ

[CONSTANTINE:全米公開2005年2月18日]
コミック『ヘルブレイザー』を映画化したオカルト・アクション作品。出演は「チェーン・リアクション」から再共演となるキアヌ・リーヴス&レイチェル・ワイズ、「アイ、ロボット」のシア・ラブーフ、「コール」のプルイット・テイラー・ビンス、「アダプテーション」のティルダ・スウィントン、「グラディエーター」のジャイモン・フンスー、「タキシード」のピーター・ストーメア。監督はこれがデビューとなるフランシス・ローレンス。

普通の人間では見えない、この世に属さない者たちの姿を見分けられる能力を持って生まれたジョン・コンスタンティン。彼は誰にも理解してもらえない能力に絶望し、かつて自殺を試みた。だが地獄の底へ送られ、想像を絶する“もう1つの現実”を見せつけられたかと思った刹那、たちまち生き返らされた。自殺者の死後の行き先は、地獄しかない。たった 2分間の自殺で、天国への扉は閉ざされてしまったのだ。どんな恐ろしい運命が待っているかを知ってしまった彼は、なんとかしてそれを変えたい。

伝統的な魂の救済の道が閉ざされていることを知ると、彼は他の手段で天国へのチケットを手に入れようと決心する。それ以来、生まれながらに与えられた能力を武器に、悪魔の“ハーフ・ブリード”を次々と見つけ出しては手段を選ばず地獄へ送り返し続けている。しかし自分本意でしかない彼の努力が認められることはなく彼はどんどん辛辣な人間になっていく。残された時間はたったの 1年。それでもコンスタンティンは戦い続ける。彼にはそれしかできないのだ。だが…

大袈裟に説明したが、キアヌが又もや救世主となるホラー・ファンタジー。そして作りは、007。最初に 1エピソードがあり、レイチェル・ワイズの依頼の本題へ。M のような武器商人も登場。違うのは、頼りにならない助手がいるとこか。ところが、その助手が…。アメコミ原作にありがちな、シリーズ化狙いの終わり方。気になる方は、エンドロールが出ても席を立たないように。

オフィシャルサイト:http://constantine.warnerbros.jp/

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カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2005年4月18日 by p-movie.com

コーラス

歌うときだけ幸せだった ★★★☆☆
[04/仏]1h37 4月9日よりシネスイッチ銀座&シネ・リーブル池袋ほかにて全国順次ロードショー

[製作]ジャック・ペラン アーサー・コーン ニコラ・モヴェルネ
[監督]クリストフ・バラティエ
[脚本]クリストフ・バラティエ
[出演]ジェラール・ジュニョ フランソワ・ベルレアン ジャン=バティスト・モニエ
[配給]日本ヘラルド映画アートハウス・チーム
[宣伝]メゾン

[LES CHORISTES:全仏公開2004年3月17日]
昨年のフランスでNo.1を記録し、多くの人に愛され感動を巻き起こした作品。出演は「バティニョールおじさん」のジェラール・ジュニョ、「ブルー・レクイエム」のフランソワ・ベルレアン、「サン・マルク少年少女合唱団」ソリストのジャン=バティスト・モニエ、「ニュー・シネマ・パラダイス」のジャック・ペラン。

戦後の貧しい暮らしで親との別居を余儀なくされた子供たちの暮らす寄宿舎。体罰を与える校長の厳格な教育方針のもと、子供たちの固く閉ざされた心は悲鳴をあげていた。その声なき声に耳を傾けたのは、新しく赴任してきた中年のさえない音楽教師だった。彼は「歌」を通じて生きることの素晴らしさ、愛すること尊さを教え、無償の愛を子供たちに注ぐ。子供たちの冷たくかじかんだ心を、歌がゆっくり溶かしていく。青白かった子供たちの頬が、喜びでばら色に染まり始める。言葉にできなかった切ない想いが、歌にのせて解き放たれていく。

アカデミー賞の外国語映画賞&主題歌賞の2部門にノミネートされた作品。日本でも文部科学省選定(成人向)されている。とにかく、美しくも切ない歌声に癒されて下さい。製作したジャック・ペランが出演しているのも嬉しい。

オフィシャルサイト:http://www.herald.co.jp/official/chorus/

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カテゴリー: ヨーロッパ | 映画レビュー

2005年4月11日 by p-movie.com