【第21回 東京国際映画祭】 #5

第21回東京国際映画祭の開幕を1ヶ月後に控えた9月18日(木)、
メイン会場の一つである六本木ヒルズにて、
ラインアップ発表記者会見がおこなわれました。

出席者の財団法人日本映像国際振興協会 理事長の高井 英幸と、
本年度からチェアマンとなった依田 巽が登壇し抱負を語りました。

21回目を迎えた今年は、”エコロジー”をテーマに新設された
“natural TIFF supported by TOYOTA”や日本映画界の最前線で活躍する
3人の監督に映画人の視点から語る「映画人の視点 Director’s Angle」で、
監督自身やファンが選んだ作品をオールナイト上映する新企画も紹介された。

そして、ゲストとしてコンペティション部門に出品の『コトバのない冬』から、
監督初挑戦の俳優・渡部篤郎と主演の高岡早紀。
『ブタがいた教室』から前田 哲監督が登壇し、TIFFに参加する意気込みや
撮影秘話などを語った。

TIFF_event_01.jpgQ.
今回、東京国際映画祭のコンペティションにノミネートされた心境は?

渡部監督
まさか選ばれるとは思っておりませんでした。
大変光栄で感謝の気持ちで一杯です。

高岡
このような素敵な映画祭に参加することができて大変光栄です。

(今回1人で登壇した)前田監督
妻夫木君が居なくてすみません(場内爆笑)。
一人でさびしいです。
以前、この東京国際映画祭で相米監督がグランプリをとっていたのを見て、
「僕もいつかは・・・」と思っていたので、とてもうれしいです。

Q.
『コトバのない冬』について、
全体的にアドリブのような作りになっているのですが?

渡部監督
台本はあります(笑)。そう見えたのはキャストの力です。
テストなしの一発勝負で、役者はよくついてきてくれました。

高岡
各シーンごとに深く掘り下げていく作業だったので大変でした。
今回、私は、冬の北海道に初めて撮影で行きました。
寒いのに薄着で渡部さんが雪かきしている姿を見て、
皆で渡部さんの為に頑張ろうって言ってました。

Q.
『ブタがいた教室』について、
子供達が激しく議論を戦わせるシーンがありますが、
子供達の迫真の演技を引き出すために工夫した点は?

前田監督
心から出た言葉しか伝わらないと思っているので、クランクイン前の4ヶ月間、
毎週土日に子供たちに学校へ来てもらい、クラス作りをすることから始めました。
実際に撮影で使うブタの世話をしてもらい、ディベートのシーンでは、
子供達の自然な気持ちが表現できたと思います。

通常の記者会見では見られない程の多くのマスコミが集まり、
ゲストが退場するまでフラッシュの嵐が続き、
この映画祭への関心の高さがうかがえる記者会見となった。

東京国際映画祭は10月18日(土)から10月26日(日)まで
六本木・渋谷他都内各所で開催される。

第21回東京国際映画祭
2008年10月18日(土)~10月26日(日)
六本木ヒルズ(港区)、Bunkamura(渋谷区)にて開催!!

問い合わせ: tiffinfo@tiff-jp.net
公式サイト: http://www.tiff-jp.net

10月4日(土)より前売り券発売開始!!
(C) 2008 TIFF

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カテゴリー: 東京国際映画祭

2008年9月25日 by p-movie.com