犬神家の一族

日本映画史上、最高のミステリー  ★★★★☆
[06/日]2h14 12月16日より有楽座にて全国公開

[製作]黒井和男
[原作]横溝正史
[監督]市川崑
[脚本]市川崑、日高真也、長田紀生
[出演]石坂浩二、松島奈々子、富司純子、松坂慶子、萬田久子、深田恭子、加藤武
[配給]東宝

第19回東京国際映画祭のクロージング作品として上映された市川崑監督が30年ぶりにセルフリメイクした、日本中を震撼させた伝説の傑作ミステリーにして金田一耕助ブームの火付け役となった作品。

1976 年版と同じく、物語も時代設定も音楽もクレジットタイトルの極太明朝体ロゴ鍵型文字組(新世紀エヴァンゲリオンも影響された)も一緒。でも製作黒井和男(角川ヘラルド社長:元キネマ旬報編集長)、プロデューサー一瀬隆重(「リング」「呪怨」のリメイク成功によりハリウッドで最も注目されている日本人)が最初にクレジットされているのが時代を感じる。

それよりも驚くのが、金田一耕助を演じた石坂浩二、署長を演じた加藤武、神官を演じた大滝秀治が30年前と同じ役な事。これは、奇跡といっていいだろう。それと前作に出演していた草笛光子も、別の役で出演している。

全米では当たり前のようになってきたリメイク、日本でも「日本沈没」のヒットで今後も増えていくだろう。続いては、大林宣彦監督のセルフリメイク「転校生」が控えている。

オフィシャルサイト:http://www.inugamike.com/


カテゴリー: 日本 | 映画レビュー

2006年12月18日 by p-movie.com