スチームボーイ

勇気と希望の空想冒険活劇 ★★★★☆
[04/日]2h06 7月17日より日比谷映画劇場ほかにて全国公開

[製作]サンライズ
[原案]大友克洋
[監督]大友克洋
[脚本]大友克洋 村井さだゆき
[声出演]鈴木杏 小西真奈美 中村嘉葎雄 津嘉山正種 児玉 清 沢村一樹 斉藤 暁 寺島 進
[配給]東宝株式会社
[宣伝]メイジャー

1995年のオムニバス作「MEMORIES」の1本を手掛けた以来、長編は「AKIRA」から16年ぶりの大友克洋監督最新作。声の出演は「花とアリス」の鈴木杏、「阿弥陀堂だより」の小西真奈美、「ホワイトアウト」の中村嘉葎雄、「どら平太」の津嘉山正種、「戦場に流れる歌」の児玉 清、TVドラマ「浅見光彦シリーズ」の沢村一樹、「踊る大捜査線」の斉藤 暁、「幸福の鐘」の寺島 進。

舞台は19世紀イギリス。蒸気機関が産業を支配し始めていた時代。そこに科学の進歩と人類の欲望を具現した“驚異の発明”が生み出されようとしていた。発明一家のスチム家に生まれた少年レイは、ある日、祖父ロイドから謎の金属ボールを託される。その瞬間から、レイは恐るべき陰謀と冒険に巻き込まれていくのだった。この金属の球体こそ、空前絶後のエネルギーを持つ驚異の発明=スチームボールであった。この大発明は「幸せをもたらす奇跡」なのか、それとも「悪魔の発明」なのか…。

今までの大友作品とは打って変わり過激さはなく、子供でも楽しめる血沸き肉踊る冒険活劇。監督は鉄腕アトム(ASTRO BOY)のような手塚ワールドを目指したようだが、ヒーローとヒロインが空を飛んだり、城が動いて飛んだりと宮崎アニメに近い。ちょっと残念なのは個性的すぎるボイスキャストを選びすぎて、声を聞いただけで誰だか分かってしまう。拘りすぎたのが、ウラとでたかも。

オフィシャルサイト:http://www.steamboy.net/


カテゴリー: 日本 | 映画レビュー

2004年7月17日 by p-movie.com