シカゴ

第75回アカデミー賞作品賞受賞 ★★★★☆
[02/米]1h53 4月19日より丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にて全国ロードショー
[製作]マーティン・リチャーズ ドン・カーモディ
[監督]ロブ・マーシャル
[脚本]ビル・コンドン
[出演]レニー・ゼルウィガー リチャード・ギア キャサリン・ゼタ=ジョーンズ クイーン・ラティファ
[共同配給]ギャガ・ヒューマックス
[宣伝]メイジャー

[名声をめぐる欲望と嫉妬、愛と裏切りの物語:CHICAGO]
「オリバー」以来34年ぶりにアカデミー作品賞を受賞した、史上最高のエンタテインメント作品。日本人にも馴染みのある天才振付師であり、演出家でダンサーだったボブ・フォッシーの傑作ミュージカル「シカゴ」を、舞台「蜘蛛女のキス」振付、「キャバレー」演出のロブ・マーシャルが映画化。出演は「ブリジッド・ジョーンズの日記」のレニー・ゼルウィガー、「コットン・クラブ」のリチャード・ギア、「エントラップメント」のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、「セット・イット・オフ」のクイーン・ラティファ、「めぐりあう時間たち」のジョン・C ・ライリー、「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのルーシー・リュー。

1920年代のシカゴ。この街は、平凡な日常から歌と踊りで這い上がろうと夢見る若きロキシー・ハートを魅了する。彼女の憧れは、スポットライ トを浴びて輝く美しきスターのヴェルマ・ケリー。だが、名声は皮肉な形で人生を狂わせる。ロキシーとヴェルマは、それぞれ別の殺人事件で監獄に送られる。そこへ伝説の弁護士ビリー・フリンが現れ、ロキシーの弁護に名乗り出た。殺人スキャンダルを逆手に取り、鮮やかにスターダムを駆け上がる2人の歌姫と、彼女たちの運命を操る敏腕弁護士の三人が繰り広げる、大人のための刺激的なドラマが今幕を開けた。

ボブ・フォッシーや数々のハリウッド映画にオマージュを込めながら、独創的なミュージカルに仕上げた魅了的な作品。出演陣の歌唱力は凄いし、リチャード・ギアの年齢を感じさせないタップは必見。でも、この物語を全く知らない人には、かなりショッキングな内容かも。「ムーラン・ルージュ」から変化し始めたミュージカル映画は、これからが楽しみ。

オフィシャルサイト: http://www.chicago-jp.com/


カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2003年4月21日 by p-movie.com