テラビシアにかける橋

1978年の出版以来、全世界で500万部以上の部数を誇るキャサリン・パターソン原作のベストセラー児童文学書を「ラグラッツ・ムービー」のガボア・クスポ監督が映画化。

出演は、「ザスーラ」のジョシュ・ハッチャーソン、「リーピング」のイナゴ少女アナソフィア・ロブ、「あの頃ペニー・レインと」のズーイー・デシャネル、「ターミネーター2」のロバート・パトリック。

11歳の少年ジェスは、貧乏子沢山の学校でもいじめられっ子。楽しみといえば架空の生き物やストーリーを空想して、それをスケッチすることだけ。
そんな彼に、素晴らしい出会いが訪れる。隣の家に越してきた、とびきり個性的で活発な転校生少女のレスリーだ。
現実社会にうまくとけ込めず、豊かな想像力をもつ二人はすぐに親友同士に。そして小川を隔てた森に「テラビシア」という想像上の国を創りあげる。不思議な生き物やお城と美しい自然に満ちたファンタジックな王国で、二人は不安を乗り越えて魂を解放していくのだが、思わぬ結末が待っていた…。

「ナルニア国物語」のようなファンタジーだと思ったらちょっと違った。
後半すぎのある出来事によって、これは逆境の中で生きる少年の成長物語だと感じた。あまりいうとネタバレになるが、「マイ・ガール」の少年版SFXヴァージョンかな。
でもこれは、女性に見て欲しい作品です。

95分 1月26日より渋谷東急ほかにて全国一斉ロードショー

【映画ライター】気まぐれ飛行船


カテゴリー: 映画レビュー

2008年2月13日 by p-movie.com