チャイルド・プレイ チャッキーの種

帰ってきたぜ!ベイビー! ★★★☆☆
[04/米]1h27 8月13日より銀座シネパトスほかにて全国ロードショー

[製作]デヴィッド・カーシュナー コレイ・シェネガ
[監督]ドン・マンシーニ
[脚本]ドン・マンシーニ
[出演]ジェニファー・テイリー レッドマン ジョン・ウォーターズ
[配給]リベロ
[宣伝]リベロ

[SEED OF CHUCKY]
「チャイルド・プレイ」の全脚本化ドン・マンシーニが、初監督したシリーズ最新作。チャッキーの妻ティファニーの声を担当したジェニファー・テイリーが、今回は本人役で登場。他に「ワイルド・スピード」のレッドマン、「クライ・べイビー」のジョン・ウォーターズ監督が、タブロイド紙の記者で登場。

ハリウッドでは、チャッキー&ティファニーをモデルにした殺戮人形の都市伝説の映画化が進み、そこにチャッキー2世がイギリスからやってくる。感激の親子対面を果たしたかと思えば、チャッキーは男の子だと言ってグレンと名付け、ティファニーは女の子だと言い張り、グレンダと名付ける。更に子供の教育方針を巡ってチャッキーとティファニーが対立し、し烈な闘いが始まる。さらに女優ティファニー(実名で登場)を巻き込み、トンデモない展開を迎えることに…。

前作で産まれたチャッキーとティファニーの子供が登場する今回は、ファンが泣いて喜ぶ家庭崩壊もの。ティファニーの声を担当しているジェニファー・ティリーが、本人役で登場して悪ノリぶりを発揮する悪趣味作品(褒め言葉)。なんとティリーは、ラストで男女の双子を生む(父親は、あの人?)。という事は、このシリーズはエピソード6の次回で終り?

オフィシャルサイト:http://www.seed-of-chucky.net/

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カテゴリー: アメリカ | ホラー | 映画レビュー

2005年8月22日 by p-movie.com

マダガスカル

生まれてはじめての大自然で、待っていたのは… ★★★★☆
[05/米]1h30 8月13日より渋谷東急ほかにて全国松竹・東急系にてロードショー

[製作]テレサ・チェン、ミレーユ・ソリア
[監督]エリック・ダーネル、トム・マクグラス
[脚本]マーク・バートン、ビリー・フロリック
[声出演]ベン・スティラー クリス・ロック デイヴィッド・シュウィンマー ジェイダ・ピンケット・スミス
      サシャ・バロン・コーエン セドリック・ジ・エンタテイナー
      玉木宏、柳沢慎吾、岡田義徳、高島礼子、おぎやはぎ、アンタッチャブル
[配給]アスミック・エース
[宣伝]樂舎

[MADAGASCAR:全米公開2005年5月27日]
「シュレック2」「シャークテイル」と世界中で次々と興行収入を塗り替えてきたドリームワークス待望の最新アニメーション。監督は、「アンツ」のエリック・ダーネル&「スペース・ジャム」や「クール・ワールド」に携わったトム・マクグラス。

大都会ニューヨークはセントラルパーク動物園のセレブな人気者たち、アレックス、マーティ、メルマン、グロリアは仲良し4頭組。ある日、大自然に憧れていたマーティは、テロリストのペンギンの力を借りて動物園から脱走。逃げ出したマーティを残りの3頭が追いかけたはいいけれど、ニューヨークのど真ん中で人間に捕まってしまう。船で連れ去られた4頭は、突如進路を変えた船から落ちて、漂着…した先は…なんとアフリカのマダガスカル島!!。エアコン、ごちそう、エステにサプリメントが大好きな都会生まれの4頭は、自然の中では生きられない!この先一体どうなっちゃうの?!

「ロボッツ」は、田舎から都会に出てきた主人公の物語だったが、こちらは大都会に暮らす動物園暮らしのライオン・シマウマ・カバ・キリンが、ペンギン達によって、マダガスカル島に辿り着いてしまう友情と冒険の感動物語。草食動物3頭に肉食1頭というのが…。果たして食欲は、友情に勝てるのだろうか? この夏は、ペンギンが大活躍です。

オフィシャルサイト:http://madagascar.jp/

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2005年8月15日 by p-movie.com

妖怪大戦争

子どもの時にしか出来ない冒険があった。 ★★★★☆
[05/日]2h04 8月6日より丸の内ピカデリー2他松竹・東急系にて全国拡大公開

[製作]黒井和男
[監督]三池崇史
[脚本]三池崇史、沢村光彦、板倉剛彦
[出演]神木隆之介、宮迫博之、南果歩、成海璃子、佐野史郎、菅原文太、近藤正臣、阿部サダヲ、高橋真唯、岡村隆史
[配給]松竹
[宣伝]角川映画

今では、海外でも名の知れたミイケタカシが、「着信アリ」に続いて、角川映画に踊らされた超大作。主演は神木隆之介。その脇を菅原文太、豊川悦司らが固めるという、鉄壁の布陣。しかしそれと同様にすごいのが、この映画のもう一方の主役である妖怪を演じる顔ぶれです。近藤正臣、阿部サダヲ、竹中直人、忌野清志郎、岡村隆史など、妖怪役だけで豪華作品が一本作れそうなキャスティング。
おどろおどろしい特殊メイクに身を包んだ彼らの怪演にも注目です。

今年で10歳になるタダシは両親の離婚により、母と祖父と共に鳥取へ引っ越してきた。しかし家では最近ボケ気味の祖父に翻弄され、学校でもクラスメートになかなかなじめない。そんなある日、タダシは神社の祭で「麒麟送子」に選ばれた。
それは、世界に平和をもたらす正義の味方の役で、大天狗が守る聖剣を洞窟へと取りに行かなければならなかった。その頃日本各地では、子どもが消えたり、怪物が襲いかかってきたりする事件が発生。その黒幕は人間に恨みを持つ魔人・加藤保憲だった。タダシは、日本全国の妖怪たちと力を合わせ、世界の破滅を目論む魔人・加藤保憲率いる悪霊軍団に世紀の戦いを挑むことになる。

水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆきという作家陣によるプロデュースによるファミリー・ムービー。タダシは、妖術は操れないがゲゲゲの鬼太郎の実写版のようだ。でも鬼太郎の実写版は、来年に堤監督で公開される。荒俣宏の「帝都物語」「帝都大戦」で、登場したカトウが再び登場。でもあまりにも他の登場人物が、おちゃらけキャラなので、演じるトヨエツだけ真面目に演技をしていて浮いている。

オフィシャルサイト:http://yokai-movie.com/index.html

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2005年8月8日 by p-movie.com

亡国のイージス

未来は渡さない。 ★★★★☆

[05/日]2h07 7月30日より丸の内ピカデリー1他松竹・東急系にて全国ロードショー
[製作]坂上直行 久松猛朗 千野毅彦 住田良能
[原作]福井晴敏(「亡国のイージス」講談社刊)
[監督]阪本順治
[脚本]長谷川康夫
[出演]真田広之 寺尾聰 佐藤浩市 チェ・ミンソ 勝地涼 原田芳雄 中井貴一
[配給]日本ヘラルド映画/松竹
[宣伝]日本ヘラルド映画

日本映画史上空前のスケールで製作された世界規模のスペクタクル・エンターテイメント超大作。出演は、「ラスト・サムライ」の真田広之、「半落ち」の寺尾聰、「感染」の佐藤浩市、「チャンピオン」のチェ・ミンソ、「空中庭園」の勝地涼、「KT」の原田芳雄、「陰陽師II」の中井貴一。監督は、「この世の外へクラブ進駐軍」の阪本順治。

東京湾沖で訓練航海中のイージス護衛艦〈いそかぜ〉の中で、戦後日本最大の危機が進行しつつあった。沖縄米軍基地から奪われた化学兵器〈GUSOH〉が、某国の特殊工作員によって持ち込まれたというのだ。首謀者は、対日工作員ヨンファ。先任伍長・仙石がその情報を掴んだ時、艦長はすでに命を奪われていた。仙石は、イージスシステムの経験者として艦に新たに乗り込んだ如月行が特殊工作員ではないか、と目星をつける。が直後、副長・宮津二佐から総員離艦命令が発動された。苦渋の思いで部下と共に艦を降りる仙石。意外にもヨンファと手を結び、国家に対して反旗を翻したのは、副長の宮津、その人だったのだ。やがて、宮津は無線機を手に取る。「現在、本艦の全ミサイルの照準は東京首都圏内に設定されている。その弾頭は通常に非ず」。ミサイルの弾頭には、わずか1リットルで東京を廃墟に変える威力を持った〈GUSOH〉が搭載されていた。防衛庁情報局(DAIS)内事本部長・渥美らが対策を練るが、最新鋭の防衛システムを持つ〈いそかぜ〉に隙はない。首都を人質にされながら、なす術もない政府。そんな中、仙石はたった一人で艦に舞い戻る。政府に突きつけられる宮津の要求。対日工作員ヨンファと事件の裏を知る渥美の思惑。そして、正体不明の如月とは何者なのか。やがて政府はF2戦闘機による「いそかぜ」爆撃を決定する。はたして仙石は艦攻撃の前に宮津らの謀略を阻止することができるのか。艦を守りきることができるのか。未曾有の危機の中で男たちの運命が激突する。

「ローレライ」「戦国自衛隊1549」に続く、福井晴敏原作の映画化ということで、今回も反乱もの。まるで、日本版「沈黙の戦艦」である。福井晴敏作品は、男臭い作品が多いので、ワンポイントで必ず女性が登場する。今回は、韓国の女優チェ・ミンソ 。11月下旬に「非日常的な彼女」が公開される。でもこの作品での注目は、勝地涼 。今後、ブレイクするかも。

オフィシャルサイト:http://aegis.goo.ne.jp/

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2005年8月1日 by p-movie.com

大変な結婚

こんな出会いってアリ? ★★★★★
[02/韓国]1h52 7月23日より銀座シネパトス、池袋シネマ・ロサにて“大変な”ロードショー!

[監督・脚本]チョン・フンスン
[脚本]チュ・ヘチョル
[撮影]キム・ユンス
[出演]キム・ジョンウン チョン・ジュノ ユ・ドングン ソン・ジル パク・サンウク パク・グニョン
[配給]ユナイテッド・エンタテインメント

[原題:家門の栄光 Marring the Mafia]
韓国の国民が熱狂的に支持し、年間興行成績No.1の大ヒットを記録した、お洒落でキュートなラブストーリーが、遂に日本上陸!!
視聴率57.4%を記録した「パリの恋人」で憎めない可愛らしさを披露したキム・ジョンウンと、ドラマ「LOVEサラン」「グッバイ・マイ・ラブ」と幅広い役をこなすチョン・ジュノが、奇妙な出会いから不思議な展開を迎える『大変な結婚』は、日本でも大ヒットした『ボイス』や『おばあちゃんの家』等を押さえて518万人を動員し、その年の年間興行収入第1位を記録した。

偶然に一夜を共にしてしまった見ず知らずの男(デソ)と女(ジンギョン)。しかしジンギョンは、ヤクザの大物ジャン一家の末娘だった…。妹をキズモノにされたと押しかける極悪3兄弟。だが、デソが高学歴のエリートだと知ると、逆にチャン一家の娘婿にと二人を結婚させようとし始めた。果たしてこの恋どうなるの?

この作品の面白さは、なんといっても良く練られた脚本にある。美男美女の織り成すラブストーリーに、ヤクザが絡み合うというドタバタ劇は、コメディの定番的な流れとはいえ、決して先を読ませない展開やテンポのある演出が、観る者をグングン作品に引き込ませる。

キム・ジョンウンはこの作品ではコミカルな演技は勿論、歌も披露。対するデソを演じるチョン・ジュノはこの作品で“韓国のヒュー・グラント”と呼ばれた。そして物語のキーパーソンとなるジャン3兄弟に、『初恋死守決起大会』のユ・ドングン、『浮気な家族』のソン・ジル、『ムッチマ・ファミリー』のパク・サンウクが熱演。ほかドラマ「白夜」のチン・ヒギョンや『マイ・ブラザー』のキム・へスクが出演。監督は、この作品後に『ザ・ブライド 花嫁はギャングスター』に抜擢されたチョン・フンスン。

ハリウッドにも評判が届いたこの作品、ワーナー・ブラザーズ社が50万ドルでこの「大変な結婚」のリメイク権を購入し、現在大物スターを主演に着々と製作準備中。

オフィシャルサイト:http://www.taihen-wedding.com/

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カテゴリー: アジア | 映画レビュー

2005年7月25日 by p-movie.com