スパイダーマン2

クモ男VSタコ博士 ★★★☆☆
[04/米]2h10 7月10日より日劇1ほか全国東宝洋画系にて全国ロードショー

[製作]ローラ・ジスキン アビ・アラド
[監督]サム・ライミ
[脚本]アルヴィン・サージェント
[出演]トビー・マグワイア キルスティン・ダンスト アルフレッド・モリーナ ジェームズ・フランコ
[配給]ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
[宣伝]マンハッタンピープル

[SPIDER-MAN2 全米公開2004年7月2日]
前作から2年、設定も2年後を舞台にしたシリーズ第2弾。前作の主要キャスト&監督は全く一緒。その中でノーマン・オズボーンの再登場はとても嬉しい。今回の敵・オクトパス博士には「ショコラ」「アイデンティティー」「フリーダ」のアルフレッド・モリーナ。

グリーン・ゴブリンとの激しい死闘から2年。ピーターは大学生になり、一人暮らしを始めている。学費と生活費を稼ぐためにバイトを掛け持ちし、事件が起こればスパイダーマンとなって駆けつける毎日。講義中の居眠りも珍しいことでなく、成績は下降する一途。ピザ屋のバイトも、度重なる遅刻から、とうとうクビになってしまった。彼の生活をやっと支えているのは、自ら撮影するスパイダーマンの特ダネ写真。ピーターの写真はデイリー・ビューグル紙の一面を頻繁に飾るが、記事の内容はいつも、スパイダーマンを悪人扱いするものばかり。そのことも、彼の心を憂鬱にした。目の回るような忙しい日常とは別に、メリー・ジェーン・ワトソンへの諦めきれない想いも、彼を苦しめる。あまりにもヒーローに時間をとられ、なかなかメリーと会えないピーターに嫌気を指し、メリーが宇宙飛行士と婚約してしまった。ピーターは、スパイダーマンとして生きるのを辞め、自分の人生を取り戻すことに決める。だが、そこにタイミングよく新たな敵が登場した。

前作から2年。メリー・ジェーン・ワトソンは女優に、ハリー・オズボーンは父の事業を継いで出世しているのに、ピーターだけは相変らずの貧乏。史上最高220億円の製作費を掛けて、なんで貧乏たらしい設定なんだ。そして今回の敵も研究に没頭するあまりに、化物になってしまう科学者。なんて進歩が無いんだ。しかも偶然にも敵に取られるのが、メイおばさんとメリー・ジェーン・ワトソン。なんてこじんまりしているんだ。さて今回の見どころは、ピーターの苦悩と○○に素性がバレる設定です。ハッキリ言ってしまおう今回のパート2は、3作目の橋渡しです。

オフィシャルサイト:http://www.sonypictures.jp/spiderman2/


カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2004年7月12日 by p-movie.com