トリプルX

コードネームは“xXx” ★★★★☆
[02/米]2h04 10月26日より日劇3ほか全国東宝洋画系にて全国ロードショー
[製作]ニールー・H・モリッツ
[監督]ロブ・コーエン
[脚本]リック・ウィルクス
[出演]ヴィン・ディーゼル アーシア・アルジェント マートン・コーカス サミュエル・L・ジャクソン
[配給]東宝東和
[宣伝]P2

[21世紀のヒロイズム、スパイ新世代:Triple X 全米公開2002年8月9日]
肉体派俳優の高齢化によりハリウッドは今、若手の新アクションスターを求めている。ワイヤーアクションによる「スパイダーマン」のトビー・マグワイヤーや、プロレス界からのザ・ロックと様々だが、ここに来ていかにもアメリカらしいスパイ映画が登場した。すでにシリーズ化も決まった主演を射止めたのは、「ピッチ・ブラック」「ワイルド・スピード」のヴィン・ディーゼル。共演はダリオ・アルジェントの娘で監督経験もあるアーシア・アルジェント、「ロード・オブ・ザ・リング」のマートン・コーカス、「チェンジング・レイン」のサミュエル・L・ジャクソン。監督は「デイライト」「ドラゴンハート」「ワイルド・スピード」のロブ・コーエン。

訓練されたプロでは見破られると悟った米国国家安全保障局は、「毒には毒を」で飛び切りのワルを起用するという思い切った行動に。白羽の矢が立ったのは、スカイダイビング、スノーボード、モトクロスの自らの映像を納めたビデオをインターネットで販売して人気を得ていた首にxXxの刺青があるザンダー・ケイジ。彼は政府には反抗的だが愛国心があり、驚くべき洞察力で見事試験をパス。就いた任務は、プラハに居るテログループが真相を知っていると思われるソ連が開発した危険な生化学兵器の行方を探る潜入捜査だった。ザンダーの運動能力に加えて冷静な判断力と度胸の良さが発揮される大活躍が始まる。

ヒーロー映画としてやたらと作られるようになったスパイアクション映画。若い秘密兵器を製造しているQのような人物も登場するという007を思いっきり意識した作品。無理に当てはまれば、サミュエル・L・ジャクソンがMってとこか。ただ1つ違うのは主役のザンダー。ボンドのような紳士ではなく、ストリートのワルだったアウトローをヒーローにしてしまうのが、いかにもアメリカらしい。ここはヴィン・ディーゼルにガタが来るまでシリーズ化して欲しい。

オフィシャルサイト: http://www.xxx-triplex.com/index.html


カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2002年10月28日 by p-movie.com