London dogs

セックスと抗争とカラオケタイム ★★★☆☆
[99/英] 1h38 9月1日よりシャンテ・シネにてロードショー

監督:ドミニク・アンシアーノ&レイ・バーディズ
脚本:ドミニク・アンシアーノ&レイ・バーディズ
出演:ジュード・ロウ ジョニー・リー・ミラー セイディ・フロスト リス・エヴァンス
配給:ザナドゥー アスミック・エース
宣伝:ザナドゥー

[ニュー・ギャング・ムービー:LOVE, HONOUR & OBEY]

ジュード・ロウが「FINAL CUT」に続いて仲のいい仲間と製作したギャング・ムービー。今回も出演者は、全員実名で登場している。今回は前作のメンバーに加えて「ドラキュリア」のジョニー・リー・ミラー、 「リトル・ニッキー」のリス・エヴァンスが参加している。

郵便配達員のジョニーは現状からの脱出を夢見て、親友のジュードがいるノース・ロンドンのギャングの一員に加えてもらうべく口利きしてもらうことを考えた。郵便配達員という立場を利用して、宛先に配達される前のクレジット・カードを盗み金を手に入れるというものだ。ジョニーは晴れてノース・ロンドンのギャングの一員となった。ある日、ライバルでサウス・ロンドンのギャングにバカにされたジョニーは、サウスが隠し持っているコカインを盗み出してしまう。ジョニーが2つのギャンググループの宿怨に火をつけたことで、遂に激しい抗争が勃発。ボスの結婚式で腹心が命を落とすまでにエスカレートするに至る。ノースは再び友好なライバル関係を取り戻すために、サウス・ロンドン側との手打ちを試みる。その手打ちとは・・・・。

前作の「FINAL CUT」は、仲のいい身内で撮りました的でおちゃらけ作品だったが、今回は立派な商業映画。セックス話に明け暮れたり、カラオケ好きで、今風のチンピラにしか見えないと思いきやジョニーに掻き回されて徐々にリアルになっていきギャング同士の抗争へ。ケジメのつけ方も決まっていて、日本のVシネマもちょっと見習わないと。


カテゴリー: ヨーロッパ | 映画レビュー

2001年9月10日 by p-movie.com