スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃

今度はミステリー&ラブロマンス ★★★★☆
[02/米]2h22 7月13日より日劇1&スカラ座1ほか全国東宝洋画系にてロードショー

製作:リック・マッカラム
監督:ジョージ・ルーカス
脚本:ジョージ・ルーカス&ジョナサン・ヘイルズ
出演:ユアン・マクレガー ナタリー・ポートマン ヘイデン・クリステンセン サミュエル・L・ジャクソン クリストファー・リー フランク・オズ テムエラ・モリソン イアン・マクダーミド
配給:20世紀フォックス(極東)映画会社
宣伝:20世紀フォックス

[Star Wars: Episode II - Attack of the Clones 全米公開2002年5月16日]
「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」より10年後から始まる最新章。19歳のアナキン・スカイウォーカー役を射止めたのは、7月20日から公開の「海辺の家」に出演しているカナダで活躍していたヘイデン・クリステンセン。今回の新たな出演者は「ロード・オブ・ザ・リング」のクリストファー・リー、「ヴァーティカル・リミット」のテムエラ・モリソン、「マッリの種 」のアイーシャー・ダルカール。ジョージ・ルーカスと脚本を書いてるのは、「スコーピオン・キング」のジョナサン・ヘイルズ。

日本での公開は、アジアでは一番遅く、世界でもブビー上映。これは昨年に比べてサマームービーに目玉作品がないから。そして、全米では夏公開のフォックス作品「マイノリティ・リポート」(トム・クルーズ主演、スピルバーグ監督 12月7日公開)は、日本では正月映画になった(東京国際映画祭2002のオープニング作品に決定!) 。それと「スパイダーマン」との公開を避けたのも正解。劇場も同じだしね。

「ロード・オブ・ザ・リング」同様に、説明ばかりでダラダラとしていた「SWエピソード1」にガッカリし、まったく期待していなかったのもあり、今回はかなり楽しめた。今回も議会や討論のシーンはあるが、全体的なテンポはノンストップで見所も満載。全体の半分を、女王を退冠したにも係わらず賞金稼ぎに命を狙われたアミダラの護衛に就くアナキンとのラブストーリーと、オビ=ワンが刑事のように賞金稼ぎを探し出す攻防と黒幕探しのミステリー仕立てにしてストーリーを分かり易くしている。これは子供や女性にも見て貰おうという作戦。アメリカでは、テロ直後から始まった予告編からラブストーリーを前面に押し出し展開していた。アミダラの衣装も東洋的なものから、真似しやすいカジュアルなものになっている。

(ネタバレバレ注意報)
今回の作品には登場人物それぞれにスポットが当たっていて主要メンバーは、みんな戦う。ジェダイの仲間もたくさん登場して、こんなに居たのかと驚いてしまった(なかには東洋人の顔も)。ヨーダを操る監督としても有名なフランク・オズが、「今回は楽をさせてもらった」とコメントしていたのでもしやとは思ったが、ヨーダも遂に戦う。フォースを使う白熱のシーンは、ドラゴンボールのピッコロのようで、拍手もの。これは実写版の予行演習かな? ルーカスはC-3POよりもジャー・ジャー・ビンクスの方がお気に入りだと言う事が今回でハッキリした。

オフィシャルサイト: http://www.foxjapan.com/movies/episode2/index.html


カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2002年7月11日 by p-movie.com