ブラックホーク・ダウン

死者だけが戦争の終りを見た ★★★★☆
[01/米]2h25 3月30日より日劇1ほか全国東宝洋画系にてロードショー

製作:ジェリー・ブラッカイマー、リドリー・スコット
原作:マーク・ボウデン「強襲部隊」(早川書房)
監督:リドリー・スコット
脚本:ケン・ノーラン
出演:ジョシュ・ハートネット ユアン・マクレガー トム・サイズモア エリック・バナ サム・シェパード
配給:東宝東和
宣伝:レオ・エンタープライズ

[衝撃の戦争スペクタクル:Black Hawk Down]
1993年10月3日に東アフリカのソマリアで起こった地獄絵図を真実だけ描き、本年度アカデミー賞の編集賞&音響賞を受賞した衝撃の戦争スペクタクル。出演は「パール・ハーバー」のジョシュ・ハートネット、「スター・ウォーズエピソード2/クローンの攻撃」のユアン・マクレガー、「プライベート・ライアン」のトム・サイズモア。「アルマゲドン」のウィリアム・フィシュナー、「超人ハルク」が控えるエリック・バナ、「ロード・オブ・ザ・リング」のオーランド・ブルーム、「パトリオット」のジェイソン・アイザックス、「ソードフィッシュ」のサム・シェパード。監督は「ハンニバル」「グラディエーター」のリドリー・スコット。

1993年10月3日。ソマリアの首都モガディシオのダウンタウンに、100名の米軍特殊部隊の兵士たちが舞い降りた。彼らの任務は、現地の独裁者アイティード将軍の副官2名を捕らえること。当初、作戦は1時間足らずで終了するはすだった。しかし、2機のブラックホーク・ヘリが撃墜されたことから、兵士たちの運命は一変。民兵の集中攻撃にさらされた彼らには、付近の建物に陣取って応戦する以外、できることは何もなくなってしまう。夜が深まりゆくなか、断続的な攻撃を浴びる彼らの前にようやく脱出の道が開けたのは、それからさらに12時間後のことだった……。

この作品は壮絶な市街戦の模様を、生々しい体感映像で再現したドキュメンタリータッチの作品。そこには「プライベイト・ライアン」のヒロイズムも、「パール・ハーバー」のロマンスもない。ここまでくると主役は俳優でなく、スコット監督が描く戦争の映像ビジュアルになってくる。それなのにアカデミー賞の撮影賞を「ロード・オブ・ザ・リング」になんてあげちゃうんだから。

オフィシャルサイト: http://bhd.eigafan.com/


カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2002年4月1日 by p-movie.com