シリアル・ラヴァー

ああ死体!!のに、こう死体!!の ★★★★☆
[98/仏] 1h25 4月28日よりシブヤ・シネマ・ソサエティにてGWロードショー

監督:ジェームズ・ユット
脚本:ジェームズ・ユット
出演:ミシェル・ラロック アルベール・デュポンテル エリ-ズ・ティエルローイ
配給:クレストインターナショナル
宣伝:クレストインターナショナル

フランス映画祭横浜で、その面白さから劇場公開が待たれていたブラック・コメディーが遂に公開決定!主演には「ぼくのバラ色の人生」のミシェル・ラロック、ほかの出演者は「ベルニー!」のアルベール・デュポンテル、「パパラッチ」のエリ-ズ・ティエルローイ、「ドーベルマン」のアントワーヌ・バズレール、「視線のエロス」のジヌディーヌ・スアレム、「女と男の危機」のジル・プリヴァ。監督は、これがデビューとなるジェームズ・ユット。

クレールは、ミステリー専門出版社の編集者。そんな彼女には贅沢な悩みが・・・・、それは恋人を1人に絞ることがどうしても出来ない事。今日は彼女の35歳の誕生日。彼女は 3人のボーイフレンドを自宅に招き、最高の夫となるべき男を選ぶことにするのだが、何故か男どもは次々と死体になっていってしまう。そんなクレールの前には強盗を追っている二人の刑事や、妹が誕生日を祝おうと連れてきた大勢の若者たちが乱痴気騒ぎを起こす始末。妹に事情を説明したクレールは二人で死体の始末をしようとするのだが、今度は刑事に追われている強盗2人組がやって来る。果たしてこの悪夢はいつまで続く?

クレールのお洒落な部屋が恐ろしい殺人現場へ。インド映画のような巨大な高級マンションのセットで繰り広げられるドタバタの連発!。この予想外な展開の徹底したブラック・ユーモアには笑いっぱなし。同じ死体がぞろぞろ出てくるタイ映画「6ixtynin9」の10倍は面白い。残念ながらサントラは発売されないようだが、音楽がテンポの良い演出を更に盛り上げている。特に刑事の登場にかかるテーマソングとプラターズではない「オンリー・ユー」は最高!


カテゴリー: ヨーロッパ | 映画レビュー

2001年4月30日 by p-movie.com