セレンディピティ

思いがけない幸せな偶然は? ★★★☆☆
[01/米]1h31 11月9日よりみゆき座ほか全国東宝洋画系にて全国ロードショー

[製作]サイモン・フィールズ、ピーター・エイブラムス、ロバート・L・レヴィ
[監督]ピーター・チェルソム
[脚本]マーク・クライン
[出演]ケイト・ベッキンセール ジョン・キューザック ジェレミー・ピヴェン ユージン・レヴィ
[配給]アミューズピクチャーズ
[宣伝]マンハッタンピープル

[楽しいロマンティック・ムービー:Serendipity 全米公開2001年10月5日]
一時は「恋人たちのニューヨーク」のタイトルで表記されていた、愛と希望を与えるハートウォーミングなラブストーリー。「セレンディピティ 」は、幸せな偶然・思いがけない幸運の意味。出演は「パール・ハーバー」のケイト・ベッキンセール、「マルコヴィッチの穴」のジョン・キューザック、「天使のくれた時間」のジェレミー・ピヴェン、「アメリカン・パイ」のユージン・レヴィ。監督は「マイ・フレンド・メモリー」のピーター・チェルソム。

クリスマス5日前のニューヨーク。人気の百貨店、ブルーミンクデールズで黒いカシミアの手袋に同時に手を延ばした男女がいた。優しい笑顔のジョナサンと、ロングヘアのキュートな英国女性サラ。何となく惹かれ合うものを感じた二人は、“セレンディピティ”でパフェを食べることに。サラはこの《幸せな偶然》という名前のカフェが気に入っていた。そして本当に運命で繋がっている男女はどんなことがあっても結ばれると信じている彼女は、必死に口説こうとするジョナサンふりきって去ってゆく。その後、二人は偶然 “セレンディピティ”に舞い戻る。運命を感じる二人。そこで、ジョナサンの連絡先を5ドル札に書かせてそのお金でキャンディを買い、サラのフル・ネームと連絡先が書かれた小説『コレラの時代の愛』は古本屋に売り、これを見つけることが出来たなら、それが二人の”運命”なのだと提案。果たして二人は“偶然”を“運命”に変え、再会することが出来るのだろうか…?

久々にお勧めできるデート・ムービー。全米では9・11の悲劇後すぐの上映だった為、ニューヨークの街に愛と希望を取り戻すロマンティックなラブストーリーに人々は喝采し、より大きな話題となった。残念ながら貿易センタービルが映り込んでいるシーンは編集で手直しされている。

オフィシャルサイト: http://www.serendipity-themovie.com/


カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2002年11月11日 by p-movie.com