光の旅人 K-PAX

K-パックス星人だと名乗る男の正体は? ★★★☆☆
[01/米]2h01 4月13日より日劇3ほか東宝洋画系ロードショー

製作:ローレンス・ゴードン ロイド・レヴィン ロバート・F・コールズベリー
原作:ジーン・ブルーワー(角川文庫刊)
監督:イアン・ソフトリー
脚本:チャールズ・リーヴィッド
出演:ケビン・スペイシー ジェフ・ブリッジス メアリー・マコーマック アルフレ・ウッダード
配給:日本ヘラルド映画
宣伝:日本ヘラルド映画

[感動のヒューマン・ドラマ:K-PAX]
「アメリカン・ビューティー」「ユージュアル・サスペクツ」で2度のアカデミー賞に輝いたケビン・スペイシーと「ザ・コンテンダー」をはじめとする4作品でアカデミー賞候補にあがったジェフ・フリッジスが、熱のこもった共演を見せる感動のヒューマン・ドラマ。アメリカで発売前から話題を呼んだジーン・ブルーワーのベストセラーを「バック・ビート」「鳩の翼」のイアン・ソフトリー監督が映画化。ほかの出演者は「ディープ・インパクト」のメアリー・マコーマック、「パッションフィッシュ」のアルフレ・ウッダード、「クロウ 飛翔伝説」のテヴィッド・パトリック・ケリー、「SLAM」のソウル・ウイリアムズ、「バカー・ヴァンスの伝説」のピーター・ジェレティ、「デッドマン・ウォーキング」のセリア・ウェストン。

初夏のニューヨーク。グランド・セントラル駅が不思議な光に包まれた日、雑踏のなかに黒いサングラスをかけた男が現れた。彼は自分を地球から1000光年離れたK-パックス星人だと主張する。病院の精神科へ送られたブロートと名乗る男は、マンハッタン医学協会の精神科部長を務める精神科医のマーク・パウエルが受け持つ事になる。妄想とは思えない的確さで宇宙の謎を語るブロート。彼に興味を覚えたパウエルは、天文学者の義弟にK-パックスの話をする。だが驚いたことにK-パックスに相当する星は実在していた。しかも、その惑星の存在は、まだ学会にも発表されていない新発見であるという。さっそくプロートを連れて天文学研究所を訪れたパウエルは、学者たちを前にしたプロートがスラスラと惑星の軌道を解説するのを見て驚きを隠せなかった。もしかしたら、プロートは本当に異星人なのかもしれない。パウエルの胸には医者らしからぬ疑念が芽生え始める。ふたりの間にはいつしか医者と患者の立場を超えた絆が芽生えていく。だが、ブロートはK-パックスに戻ると言いだした。しかも精神科の患者を一人連れて。

天文学者の前でスラスラと惑星の軌道を解説したり、この食べ物は初めて見たが美味いとバナナを皮ごと食べたり、犬と会話したりと、異星人になりきるクセモノ俳優・ケビン・スペイシーと「スターマン」で宇宙人を演じていたジェフ・ブリッジス。この二人をキャスティングした段階で、この作品は半分成功しているかも。ラストも考えオチで、見た人によってとらえ方が違ってくる。なんだか「X-ファイル」に出てきそうなネタ。

オフィシャルサイト: http://www.k-pax.jp/


カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2002年4月12日 by p-movie.com