アイアンジャイアント

癒やし系アニメ映画

オススメ度:★★★★☆
2000年/アメリカ/カラー/86分

<INTRODUCTION&STORY>

アニメーション界のアカデミー賞と言われるアニー賞において史上初9 部門独占受賞を成し遂げた感動作が遂に日本で公開される。1968年に発表されたテッド・ヒューズの原作を「シンプソンズ」シリーズのブラット・バードが監督して、アイアン・ジャイアントのデザインは「ミクロキッズ」「ロケッティア」「ジュマンジ」「遠い空の向こうに」の監督で「ジェラシック・パーク3」に抜擢されたジョー・ジョンストン。尚、この作品は第1回ワーナー・マイカル・シネマズ特選作品としてワーナー・マイカル系のシネコンでのみ上映される。

1957 年の秋にソ連が世界初の人工衛星スプートニク号を打ち上げた直後のメイン州ロックウェルという小さな町では、金属で覆われた大男が空から降ってきて海に落ちるのを見たという漁師の話で持ちきりだった。宇宙人の存在を信じる9歳の少年ホーガースは夜中に家を抜け出して大男を探しに行く。そしてホーガースが森で見つけたのは金属を食べ、子供のように何でも知りたがる鋼鉄の巨人(アイアン・ジャイアント)だった。しかし、巨人は手当たり次第に車や線路を食べてしまうために、政府のエージェントが調査しに町へやって来て調べ始める。ホーガースはよその町からやって来た少し変わった屑鉄屋で芸術家のディーンに頼み、巨人を守ろうとする。しかし巨人の正体がバレてしまうのは時間の問題だった。しかも巨人はただの優しいロボットではなく、恐るべき破壊力を秘めていた。そうとは知らずに政府は巨人を攻撃し始めてしまい、誤って核兵器ミサイルのボタンを押してしまった。

<REVIEW>

「ターザン」「プリンス・オブ・エジプト」「バグズライフ」などの並みいる有力ノミネート作品を押しのけて前代未聞の9部門を受賞した「アイアン・ジャイアント」はアメリカで封切られると、ロボットなのにそこはかとないユーモアと悲哀を漂わせて、人間よりも人間らしいジャイアントのキャラクターにファン独自のサイトが出来たり、と大いに盛り上がっている。新しい友達と一緒に踏み出すワクワクするような冒険や、初めて感じた誰かを守ってやりたいと思う気持ちなど、誰もが子供時代に一度は経験するときめきと切なさを思い起こさせてくれる、大人でも楽しめる感動大作に仕上がっている。

<TRAILER>

YOUTUBE

<CREDIT>

■原案・監督:ブラッド・バード
■声の出演:ジェニファー・アニストン、ハリー・コニック・Jr、イーライ・マリエンタール、ヴィン・ディーゼル
■配給:ワーナー・ブラザース
■宣伝:ドラゴンキッカー

■公式ホームページ: -

[99/米] 2000年4月15日より全国ワーナー・マイカル・シネマズにて独占ロードショー
(C)1999 Warner Bros. All Rights Reserved

【ライター】気まぐれ飛行船


カテゴリー: アニメ | アメリカ | 映画レビュー | SF・ファンタジー

2000年4月17日 by p-movie.com